神戸学院大学 障がい学生支援室 - 授業動画への字幕付け作業を効率化し、教育環境のアクセシビリティを向上
2025. 12. 9.
誰もが学べる"あたりまえ"を支える、神戸学院大学のVrew活用事例

AI動画編集・制作サービス「Vrew」を提供するVoyagerXは、神戸学院大学の障がい学生支援室へのVrew導入を発表しました。
神戸学院大学では、聴覚障害のある学生への合理的配慮として授業動画への字幕付けにVrewを活用し、教育環境のアクセシビリティ向上を実現しています。

1. 課題と導入の背景
神戸学院大学では、聴覚障害のある学生に対する支援として、授業動画への字幕付けを実施していました。
大学の授業動画は90分から1時間程度のものが多く、手作業での字幕作成は時間と労力を要する困難な作業でした。また、聴覚障害のある学生の希望や聞こえ方は多様であり、短い動画であれば補聴器を使用して聞き取れる場合もありますが、長時間の動画では字幕が必要となるケースもあります。
こうした背景から、AI音声認識技術を活用したVrewを導入し、作業の効率化と共に教員からの依頼にも柔軟に対応できる体制を構築しました。

2. Vrew導入とその効果
Vrewの音声認識機能を活用することで、字幕作成作業の大幅な効率化を実現しました。
【 作業フロー 】
Vrewで動画データを加工
簡易的な修正を実施
学生サポーターによるチェック
字幕の区切り調整、視認性の向上
【 具体的な成果 】
動画制作実績: 各学期ごとに平均3〜4本程度の字幕付き動画を制作
専門分野での活用: 薬学部の専門的な授業では合計20本程度の動画に字幕を付けた実績
多言語対応: 韓国語の授業では、日本語部分は日本語で、韓国語部分はハングルで字幕をつけるという多言語対応を実現
Vrewの導入により、大量の動画への字幕付けにも柔軟に対応できる体制が整いました。
3. 利用者の声
神戸学院大学 障がい学生支援室 春日 基希氏 のコメント
「Vrewは学生もスムーズに使い方を理解してくれるため、視覚的にわかりやすく、作業も効率的です。動画編集のハードルを大きく下げてくれており、機能面で非常に満足しています。実際に字幕付き動画を利用している学生からも好評で、字幕の有無で学習体験に大きな違いが生まれています。情報アクセシビリティの向上により、学習時間もより効率的になり、学生の心理的負担が軽減され、授業についていけるかという不安も和らいだと感じています。」
4. 今後の展望

神戸学院大学では、今後も聴覚障害のある学生への支援を継続し、誰もが等しく学べる教育環境の実現を目指しています。Vrewの活用により、より多くの授業動画へのアクセシビリティ向上を推進していきます。
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